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大学生Webライターが開業して個人事業主になったので、やり方を解説

  • 大学生だけど、副業の収入が増えて親の扶養をはずれそうです ....
  • 開業とかよくわからないし、個人事業主になる具体的な手順が知りたいです。

本記事では上記のような、大学生の開業に関する質問にお答えします。

この記事を書いた人

先日、開業届を提出しました。

「開業」とか「確定申告」とか聞くと難しく感じますよね。

しかし、実際にやってみたところ、ネットで10分程度で個人事業主になることができました

本記事では、大学生Webライターの自分が開業して確定申告するまでにやったことを共有していきます。

本記事のポイント

  • 大学生が開業して個人事業主になるメリット・デメリット
  • 【ネット完結】開業する手順
  • 開業したらすべきこと
  • 大学生が開業したら扶養から外れる?
  • 開業に関するよくある質問

開業に利用したサービス【freee開業】

ちなみに、開業するにあたって「freee開業」というサービスを利用しました。

「無料」で「ネット完結」で開業できるので、個人事業主になりたい方は絶対に利用してください。

開業までは10分もかからないはずです。

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※注意点:本記事ではよく調べたうえで記事を作っていますが、間違いがないとは言い切れません。ご自身でよく調べたうえで開業手続きを進めてください。本記事による損害に対しては一切責任を負えませんので、ご了承ください。

大学生Webライターが開業して個人事業主になるメリットは?

開業するメリットは次の通りです。

  • 扶養の上限が103万円になる
  • 経費を申告できる
  • 信用がちょっとあがる
  • 事業用の銀行口座を作れる

扶養の上限が103万円になる

開業することで「青色申告控除を55万円」受けることができます。

そのため、基礎控除の48万円に青色申告控除の55万円を加えて、合計103万円までの所得なら親の扶養から外れません

  • 開業前) 扶養から外れる所得 → 48万円
  • 開業後) 扶養から外れる所得 → 103万円 (※ 青色申告をした場合)

※所得とは:「所得=収入ー(経費+控除)」

上記のように、青色申告控除の55万円の恩恵はかなり大きいです。

青色申告の55万円控除は開業しないと受けれないので、注意しましょう。

※青色申告控除は申請が必要ですが、「freee開業」なら開業届とセットで提出できます。

経費を申告できる

開業することで、経費として申告できるものが増えます。

例えば、Webライターとブログで稼ぐ自分の場合は次の通り。

Webライター・ブロガーが経費として申告できるもの

  • 家賃の一部
  • 電気代の一部
  • PC(10万円未満のPCなら一括)
  • デスク周りのガジェット
  • WI-FI代
  • 学習用の本
  • カフェ代金(クライアントとの打ち合わせ、作業等)
  • 交通費

上記のように開業すれば、確定申告で経費で落とせるものが多くなります。

在宅で働く自分のように、家賃の一部が経費になるのは大きいです。

経費を上手に使えば、収入が103万円をこえても、所得を103万円に抑えれば扶養からは外れません

経費でデスク環境を整えられるのはありがたいですね。

信用がちょっとあがる

開業届を出して「個人事業主」として活動すれば、社会的な信頼度はあがります。

  • クライアントからの信頼UP
  • 金融機関からの信頼UP → お金が借りれたりする
  • 世間的な信頼感

ただ、賃貸を借りる時などの信頼度は、会社員に比べると弱いそうです。

収入に余裕があっても、自分名義で契約できないこともある点はデメリットといえます。

事業用の銀行口座を作れる

開業届を出すことで、屋号付きで事業用の銀行口座が作れます。

事業用の銀行口座があればプライベートの資金と分けることができるので、帳簿がつけやすくなります。

青色申告を簡単にするためにも、銀行口座は複数持っておくのがおすすめです。

大学生Webライターが開業して個人事業主になるデメリットは?

大学生が開業して個人事業主になるデメリットは、次の通り。

  • 確定申告がめんどくさくなる
  • 親の保険によっては、扶養から外れる

確定申告がめんどくさくなる

青色申告控除を受けるためには「帳簿」を付ける必要がありますが、これが結構めんどくさいです。

「口座やレシートを振り返ってExcelで記録を付けて....」みたいにやると、多分一生終わりません。

なので、青色申告用のツールを使いましょう。

人気の青色申告ツール

上記のツールは金融機関を結び付けて、自動で帳簿を付けてくれたりします。

自分はやよいの青色申告オンラインを利用することにしました。1年間無料なので。

とにかく便利なので、開業したら青色申告ツールは使用しましょう。

保険の種類によっては、扶養から外れる(らしい)

扶養には「所得上の扶養 」と「社会保険の扶養」2種類があります。

  • 所得の扶養)扶養を外れる条件 → 所得が103万円(青色申告した場合)
  • 社会保険の扶養)扶養を外れる条件→ 年収が130万円 または 開業届を出した時点

社会保険の扶養の場合、保険の種類によっては、年収に関係なく”開業届を出した時点”で扶養から外れることがあるようです。

開業前に、親の保険を確認しておきましょう。

【ネット完結】開業freeeで個人事業主になる手順【電子申告ver】

それではfreee開業を利用して、ネットで開業届を出す手順を紹介していきます。

freee開業は無料で、「開業届」「青色申告申請書」の2つをネットから提出することができました。

開業時に提出する書類

  • 開業届
  • 青色申告申請書

作製する書類は上記の2種類です。

といっても、ポチポチ入力するだけで勝手に書類が出来上がります。ほんとにあっさりでした。

※以下では、自分がやった「ネットで完結」の手順をご紹介していきます。

手順1. freee開業にアクセス

①:まずはfreee開業にアクセスします。

≫ freee開業にアクセス(※無料)

②:「開業書類を作る(完全無料)」をクリック

③:メールアドレス・パスワードを設定

自分はGoogle アカウントで登録しました。好きな登録方法でOKです。

手順2. 開業届に必要な項目を記入

freee開業のアカウントを作成したら、開業届に必要な項目を入力していきます。

①:個人情報を入力

ここは個人情報なので、正確に入力しましょう。

②:仕事をする場所

自分は自宅で働くので「自宅で働く」を選択しました。

③:仕事の種類・仕事の概要を入力

自分はWebライターとブログの両方なので、以下のように記入しました。

  • 業種) 文筆業、執筆業、ライターなど
  • 職種) Webライター

調べたところ、上記のように記入すればOKとのこと。

不安な場合はご自身で調べてみてください。

④:屋号・開業日を入力

屋号の入力は任意です。自分は入力しませんでした。

ただ、屋号を決めておくことで、屋号付きの銀行口座や印鑑を持つことができます。

事業開始日に関しては、「開業届は開業日から1ヶ月以内に出す」という原則があるため、1ヶ月内の日付を入力すれば良さそうです。

⑤:収入の種類

不動産所得・山林所得がない場合は、「事業所得」を選択しましょう。

⑥:事業主以外の従業員について

他に従業員がいない場合は「今はいない」を選択しましょう。

従業員がいる場合は、別途届け出が必要になります。

⑦:確定申告の種類

ここは「青色申告 55万円控除」を選択してください。

会計ソフトを使えば簡単に書類が作成できますし、電子申告で最大で65万円分の控除が受けられます。

開業する一番のメリットが青色申告なので、ここは「青色申告」を選択しましょう。

全てを入力したら「次へ」をクリック。

手順3. 開業に必要な書類を提出

上記で開業に必要な書類の作成が完了したので、続いて提出段階に移ります。

①:書類の提出先を選択

ここは自動的に入力されるはずです。

提出先を変更したい場合は、自分で選択しましょう。

②:書類の提出方法を選択。

ここで選択できる提出方法は次の4つ。

  • スマホで電子申告
  • PCで電子申請
  • 税務署で提出
  • 郵送

自分は「スマホで申告」を選択しましたが、おすすめは「税務署で提出」または「郵送」です。

スマホで電子申請の場合は、e-Taxと連携する必要があるので、ちょっと手順が増えます。

とりあえずここでは「スマホで電子申請」の手順を解説していきます。

③:書類を確認

ここでは、上記で作成した書類を確認します。

特に入力することはないので、書類を確認して間違いがないかチェックしましょう。

④:電子申請に必要な準備をする

ここは次の2ステップで行います。

1)電子申請に必要なアプリをインストール

まずは自分のスマホに「freee電子申告アプリ」をダウンロードします。

2) 電子申告に必要な準備をする

ほとんどの人が初めて開業するはずなので、「freee電子申告開始ナビ」に従って手順を進めましょう。

自分はここで結構時間がかかりました ...

⑤:書類の提出・受付結果の確認

ここも「1. 書類の提出」と「2. 受付結果の確認」の2ステップです。

1) 書類の提出

「マイナンバー」と「利用者識別番号」を入力して「QRコードを表示」を選択。

上記のQRコードを「アプリを立ち上げる前に」スマホのカメラで読み取ります。

自動的に「freee 開業」のアプリに移動するので、ログイン情報を入力。

ログインしたら「マイナンバーカードのパスワード」「利用者識別番号に基づく暗証番号」を入力します。

  • マイナンバーカードの著名用パスワード)
    → マイナンバーカードを発行した時に作成したパスワード
  • 利用者識別番号に紐づく暗証番号
    → ④で作ったパスワード

自分は「利用者識別番号に紐づく暗証番号」で時間がかかりましたね...

以下のページを参考にしてなんとか暗証番号を取得できたので、わからない方は参考にしてみてください。

≫ 利用者識別番号および暗証番号の設定【e-Tax】

2)受付結果の確認

暗証番号を入力して「受付結果の確認」をクリックします。

上記のように、3種類の書類が「受付完了」になっていれば、手続きは完了です。

以上で開業届と青色申告申請書の提出が完了です!お疲れさまでした。

開業して個人事業主になったらすべきこと

以上で開業届が完了しましたが、開業したらしておいた方が良いことがあります。

開業したらすべきこと

  • 会計ソフトを導入する
  • ネット銀行口座をつくる
  • クレジットカードを作る
  • 確定申告はe-Taxで行う(大事)

それぞれ説明していきます。

会計ソフトを導入する

まずは会計ソフトを導入しましょう。

会計ソフトとは「青色申告に必要な書類を自動で作ってくれるソフト」のことです。

会計ソフトを使わないで青色申告をすると、たぶん地獄なので絶対導入しておいた方が良いです。

人気の会計ソフト

1年間無料ということで、自分は「やよいの青色申告オンライン」を利用することにしました。

上記の3つならどれでも問題ないですが、お金をかけたくない方はぜひ利用してみてください。

やよいの青色申告オンラインで確定申告をする

ネット銀行口座を作る

また、ネット銀行口座をいくつか持っておくこともおすすめです。

個人事業主は、複数のネット銀行を持つと便利

  • ネット銀行A)プライベート用
  • ネット銀行B)事業用(経費など)

上記のように銀行を分けておけば、確定申告の時に楽になります。

ネット銀行なので、スマホから操作できるのもおすすめポイントです。

個人事業主におすすめのネット銀行

  • 楽天銀行
  • PayPay銀行
  • GMOあおぞらネット銀行
  • 住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行以外は、屋号付きの銀行が作れます。

ネット銀行は手軽に利用できて便利なので、ぜひ作ってみてください。

クレジットカードを作る

クレジットカードも、「プライベート用」「経費用」のように、複数保有しておくのがオススメです。

個人事業主におすすめなクレジットカード

  • 三井住友カードNL
  • 三井住友カード ビジネスオーナーズ

個人事業主は「三井住友カードの2枚持ち」が最強です。

上記のカードは副業・個人事業主向けに作られており、2枚持ちでポイント還元率がUPします。

三井住友カードをお得に発行するなら「a-8net」

そして、上記の2枚のカードを発行するなら「a-8net」を経由するのが最強です。

セルフバックで23,500円の報酬に加え、最大16,000円分のポイントがGetできます。

超オトクなので、三井住友カードを発行するならa-8netを経由しましょう。

a-8netでセルフバックする手順

  • A8.netに登録
  • 各種情報を入力
  • 「セルフバック」からカード発行する

a-8netへの登録は簡単なので、ぜひ利用してみてください。

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確定申告はe-Taxで行う

そして、確定申告は必ず「e-Tax」で行いましょう。

e-Taxで電子申告することで控除額+10万円

  • 書類で確定申告した場合) 55万円分の青色申告控除
  • e-Taxで確定申告した場合) 65万円分の青色申告控除

上記のように、e-Taxで電子申告することで、青色申告の控除額が10万円増えます。

電子申告には「マイナンバーカード」が必要なので、早めに発行しておきましょう。

大学生の開業・個人事業主に関するQ-A

大学生が開業すると、親の扶養から外れる?

扶養には「所得上の扶養」「社会保険の扶養」の2種類があり、それぞれ扶養を外れるタイミングが異なります。

  • 所得の扶養)扶養を外れる条件 → 所得が103万円(青色申告した場合)
  • 社会保険の扶養)扶養を外れる条件→ 年収が130万円 または 開業届を出した時点

社会保険の種類によっては、「開業した時点で扶養から外れる」こともあるそうです。

そのため、開業前に保険の種類を確認しておきましょう。

開業するメリットは?

開業するメリットは次の通りです。

  • 最大65万円分の青色申告控除が受けられる
    開業前 ) 扶養から外れるライン → 48万円
    開業後 ) 扶養から外れるライン → 48万円+最大65万円 =113万円
  • 経費を申告できる

青色申告控除を受けることで、開業前より65万円分多く稼いでも、親の扶養から外れることはありません。

ただし、収入が130万円を超えると、社会保険の扶養から外されるそうです。

開業届は絶対に出さないとだめ?

原則、事業開始から1か月以内に出す必要があります。

しかし、1か月以内に開業届を出さなくても罰則はないらしいです。

まとめ:大学生が個人事業主になった話

以上、大学生の自分が開業届を出した話でした。

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開業したら会計ソフトを導入しよう

青色申告を簡単にするためにも、会計ソフトは導入しておきましょう。

本記事で紹介した会計ソフト

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K

理系の大学生|KedyBlogの管理人|Webライター初月で1万円▶︎半年後に月5万円達成|2022年12月に副業月収10万円を達成|ブログ収入5桁|「買ってから稼ぐ」がモットー|プロクラウドワーカー認定されました|ブログで稼ぐ過程・ライターで稼いだ経験を発信しています

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